あまりかぜです。
テッド・チャンのSF小説を映像化した『メッセージ』を見てきました。
劇中で起こることよりも、語られないその後に心奪われる不思議な映画です。
山の斜面の雲はCGではないらしい。撮影はカナダだそう。見事です。
主人公は未婚で出産歴もない言語学者ルイーズ。キーパーソンは彼女と他4名。
同僚の物理学者イアン、記憶に現れる少女、人民解放軍の上将、そして知的生命体。
彼らとルイーズとの間で交わされる「メッセージ」が映画のキモです。
ラストでイアンが答える言葉は、なかなか思いつかないと思います。受け止めるルイーズの覚悟にも重いものがあります。
「武器」を持つ人びとは増えるはずです。その時世界はどうするのでしょう。
日本版の担当者はいい邦題を考えましたね。原題の”Arrival”じゃ日本人にはピンと来ませんよ。
できれば、タイアップをもう少しだけ頑張って「ばかうけ」のイカ墨バージョンを作るべきでした。
宇宙船がばかうけソックリ!『メッセージ』監督からのメッセージ映像