あまりかぜです。
あっという間の台風21号でしたが、被害は予想以上。停電も醜いもんでした。西宮のスーパーでも飲料水や電池が軒並み売り切れ。
日頃の備えってほんと大事ですよ。
で、塚口サンサン劇場という久しぶりに行った映画館で見てきました。実はこの大好きな映画をスクリーンで見るのは初めて!
ビデオテープもDVDも、サントラCDも持ってるけど、大画面大音響しかも高画質。良いですね。
リマスター化で車のヘッドライトがLEDかと思うくらい青白く輝いてるのが印象的です。
〈ストーリー〉
イケメンでタフガイのトムが、ギャングにさらわれた元カノの歌姫・エレンを救い出すために街に戻ってくる。
敵のアジトで大暴れしてエレンを救い出し、二人で逃避行、と思いきや、トムは街へ舞い戻り、ギャングのボス・レイブンと一騎打ち。
レイブンをやっつけ、街は平和を取り戻す。トムはエレンに別れを告げ、静かに街を去っていく。
なんとも陳腐なお話です。あまりにありきたりなせいなのか、若手俳優ばかりだったせいか、本国アメリカでは全く話題にならなかったそうです。
ところが日本では大人気(1984年キネ旬読者投票1位)。劇中歌「今夜は青春」は翌年、椎名恵がカバーし大ヒットしました。
浪花節というか、どことなくクロサワ風の話が日本にはマッチしたんでしょうね。監督・脚本のウォルター・ヒルは黒澤明の映画をよく見ていたそうなので意識していたのは間違いない。
ウォルター・ヒルといえばバイオレンス描写、と言われますが、そういった傾向よりも単にヒーロー映画が好きなんじゃないかと思います。
それしても、冒頭で赤黒のドレスをまとい、拳を突き上げるエレン(ダイアン・レイン)が実にかっこいいいい。
Streets of Fire: Nowhere Fast (HD)
ラストの真っ赤なドレスで歌うエレンもなかなかです(但し歌はこちらも吹き替え)。
残念なのは脇を固めたウィレム・デフォー 、 リック・モラニス以外は、この後大ヒット作には恵まれなかったことでしょうか。
ロックンロール映画を謳うだけあって、劇中歌はどれも魅力的。名作と呼ぶのは贔屓目過ぎますが、アイドル映画とは一線を画する骨太の快作映画です。
「ストリート・オブ・ファイヤー デジタル・リマスター版」予告編
ストリート・オブ・ファイヤー ― オリジナル・サウンドトラック
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