あまりかぜです。
「今度はシューズで倍返しだ!」
なんてセリフは出てきません。
業界の内側を紹介しつつ、スイスイ読めてしまう小説です。
100年を超える老舗が新規事業に乗り出すものの、度々ピンチに見舞われます。足袋メーカーだけに。
それにしてもジョギングに留まらず、ランニングにのめり込む人達ってかなり多いんですよね。
企業の屋台骨とはなんなのか、なにを守ってなにを捨てるべきなのかを考えると
面白いと思います。
クライマックスがあまり盛り上がらないのがちょっと残念でした。
なお、小説に出てくる「ホモ・サピエンスが走ることで生き残った」と言うのは
クリストファー・ マクドゥーガル氏の本に詳しいようです。
BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”
- 作者: クリストファー・マクドゥーガル
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/07/31
- メディア: Kindle版
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (12件) を見る