あまりかぜです。
”a long time ago in a galaxy far far away....”
というおなじみの一節。
『スター・ウォーズ/エピソード4』は、冒頭にこんなオープニング・クロール(opening crawl)が流れます。
「凶悪な銀河帝国の支配に対し、反乱軍の宇宙艦隊は秘密基地から奇襲攻撃を仕掛け、初めて勝利を手にした。
その戦闘の間に、反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密のの設計図を盗み出すことに成功した。
それは「デス・スター」と呼ばれ惑星を丸ごと粉砕できる破壊力を兼ね備えた恐るべき武装宇宙要塞だった。
この設計図こそが、人民を救い再び銀河に自由を取り戻すための鍵となるのだ....」
Star Wars: A New Hope Opening Crawl in 4K [2.35:1]
余談ですがオープニングロールという表記は誤用。スタップロール(Staff roll)とかタイトルロールと混同されたようです。
映画「ローグ・ワン」はこのクロールに語られるスパイたちの物語。
正史とは違いジェダイといういわば超能力者たちの戦いではなく、これまで見知らぬ名も無き者たちが、宇宙の彼方で、圧倒的な帝国に立ち向かう姿。そこに父娘の物語という横糸を巡らせていく。まごうことなきスター・ウォーズの世界を堪能できます。
冒頭からして、エピソード4を意識した画面で、デス・スターのレーザー発射シーン、ヤヴィンの監視塔もまんま出てきます(あの凸凹コンビもちゃんと出てくる)。
孤独に育ったヒロイン、ジン・アーソも魅力的ですが、それ以上に帝国軍から再プログラムされたドロイド・K-2SOが 素晴らしい。
ちょい嫌な登場が、段々と愛おしくなってきます。敵弾に倒れるシーンは涙なくして見れません。
デス・スターが現れて、主人公たち、地上にいる者の運命は決してしまいます。彼らは二度とスクリーンでは見れないのですが、 これで良かったんだと納得してしまう不思議さ。それは後の歴史を知っているからこそなんでしょうか。
エピソード4に登場したターキン総督は顔CGで再登場。意外とセリフも多くて、デス・スターを掌握した経緯も分かります。
忘れちゃいけないのがダース・ベイダー、(ちらっとではあるものの)マスクを外した状態での登場も憎い演出です。
そして最後の一撃とばかりにフォースを駆使してに敵をなぎ払う。ここはちょっと興奮します。
さらに、最後の最後に出て来るキャラ(これも顔CG)と、直後に流れ出るテーマ曲。
これはずるい。もうずるすぎ。
このラスト数分間は、SWファンにはたまらないクリスマスプレゼント&お年玉ではないでしょうか。
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: V.A.
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: CD
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