あまりかぜです。
ロードバイクに乗れば、坂道も楽に登ることができる...と初心者は思いがちです。
手元にあるロングツーリングの本にも「登りが苦手な人は、スプロケットをロー側30Tとか32Tに変えておこう。たいていの坂は登り続けることができるはずだ」なんてことが書いてある。
そんなに甘くない。少なくとも六甲山系は全く登れない。結局のところエンジン次第。太ももの筋力と体幹が充分にあれば良いんです。
あまりに貧脚。それでも楽に登るにはどうすればよいかを考えています。
書籍やネットなんかを読んで勉強するとポイントは2点。
1.無駄なペダリングはしない
2.全身の筋肉を有効活用する
自分のフォームをどう変えればこの2点を活かせるんでしょうか。
●たぶん、ダメな例
阪神しまなみ海道の坂を登り始めた当初は、下ハンをもって、ももを腹につけることを意識してペタリングをしてました。こうすると楽になる気がしたんです。
こんなイメージ(MEDALIST CLUBから拝借)
実際、上半身を前傾させてもも上げを意識するとペダルへの荷重が増え、良いことのようにも思えますが、窮屈な姿勢になるので脚が回せません。下ばっかりを見て、危険でもあります。
しばらくすると、そこまで必死に漕がなくてもいいんではないかと思い始めました(多少体が慣れたせいもあるかもしれません)。
10kgの物を持って山を登っていると考えれば、歩幅は小さくしてゆっくり足を運べば登れるはずやん、と。
●最近は「歩くライム」
サドルのやや前よりに座って、腰があまり寝ないようにします。
ペダルをひざから右、左と踏み込むのではなく、太ももの裏がわを意思してももを上げると良いようです。
腹筋に力を入れ、ももで階段を登るイメージでしょうか。
確実にペースは落ちます。ギヤを軽くしてケイデンスを一定にとか言いますが、既にギヤが目一杯軽く、エンジンが非力なんで、速く登ることは後回しです。
しかし、当初より断然楽なのは間違い無し。なにせ「歩く」つもりですから。
ゆっくり回せば呼吸も深くできます。視線も上に移動しますし、ハンドルポジションを変えるのも容易になりました。
雑誌なんかで紹介される坂の登り方は、筋力のそこそこある人、体幹のできてる人が、より速く登るためのものでしょう。その理屈を理解して自分の応用できるかどうか。無理せず自分の体力と相談していくしかなさそうです。
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