甲山ぐるぐる

あまりかぜのブログ

 
   

テクトロ Lyra ディスクブレーキの調整方法

あまりかぜです。

安い完成車のディスクブレーキにシマノがインストールされていることはまれで、大抵はサードパーティのものがついてます。

レネゲードEXILEについているのも、テクトロ tektro Lyra なるロード用ディスクブレーキ。

パッドの隙間が狭すぎると、ホイールの脱着のたびにちょっとずれて、ディスクとの擦れ音が起こってしまいます。

自分でも調整しようと思い、マニュアルがないものかとメーカーサイトを探しましたが、インストールマニュアルしかありませんでした。

ネットを漁っていると、動画サイトで良さげなものを発見!


Disc Brakes - Basic Adjustment - by Northrock Bikes 

調整どころがテクトロとほぼ同じと見ました。

いじるのはこの2ヶ所

f:id:kbtymgrgr365:20170121150844j:imageケーブル固定ボルト

そして

f:id:kbtymgrgr365:20170121150857j:imageパッド調整ネジ

 

では、動画を翻訳しつつ、同じように実機で調整開始(フロントだけです)。

1.ブレーキレバーの遊びがないか確認します(普通ないはずです)。

2.遊びが半分以上にあるようなら、ケーブル固定アンカーボルトを緩めます。

  ケーブルをつかみ、アームをケーブルの上に動かし、ボルトを締め直します。

 パッドとローターのクリアランスを確認します。
3.隙間を確認するのが難しい場合は、ロータの後ろに白い紙を置きます。

 f:id:kbtymgrgr365:20170121151003j:image.

まずイン側パッドの調整方法。

4.キャリパー内側にあるパッド調整ネジを1~2クリック動かすと適切な隙間になります。

f:id:kbtymgrgr365:20170121151017j:image.

5.パッド調整ネジを時計回りに回し、ホイールを回転させます。

6.パッドがロータに擦れるのを聞いたら、ホイールを止め、ネジをを少し戻します。

  (反時計回りに1~2クリック回す)

7.ブレーキレバーを数回握ります。

8.ホイールをもう一度回転させ、擦れ音は消えているのを確認します。

9.音がなくなっていない場合は、6-8を繰り返します。

 

次にアウター側パッドの隙間を調整します。

10.ケーブル固定ボルトを緩め、ホイールを回転させてアームを動かし、軽く擦って聞こえたらボルトを締め付ける。

11.ブレーキレバーを握ります。

12.ホイールを回転させ、まだ音が出る場合はボルトを緩め、アームをわずかにケーブルの下に動かします。

13.ボルトをしっかり締め直します。

 ーー以上。リアも同様です。

 

実際に擦れ音が出ている場合、どちらのパッドが擦っているのかわからないので、まず工程2のようにアームを動かして、アウター側パッドの隙間を確保してからの方がよいです。

なお、シマノのマニュアルでは、パッドとローターの隙間はインとアウターで同じにするようになってます。

ほんとならトルク管理もちゃんとしないとダメですよね。

作業はあくまで自己責任で。