あまりかぜです。
アメリカ宇宙開発の映画といえは最近だと『ドリーム』、少し前の『アポロ13』、そして『ライトスタッフ』(テーマ曲も良いよ)と名作、傑作の印象があります。
『ファースト・マン』は人類で初めて月に足跡を残した歴史的宇宙飛行士、ニール・アームストロングを『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが描く作品です。
チャゼル監督は今回脚本にはクレジットされてません。
冒頭のX-15でのテスト飛行はとってもリアルで、金属が軋む音がうるさく、恐怖さえ感じます。テストパイロットが死と隣り合わせなのがわかります。
メインイベントとなるサターンロケットの発射シーンや月の表面とかも、これ実際に撮ってきたんじゃないのと思うくらいのクオリティでため息がでます。VFXは素晴らしい。
その反動なのか他のシーンは平凡です。あえてヒーロー的なことは何も描かず、「普通の男」ニールと家族の物語を全面に出します。
結果、愛娘をなくした心をずっと引きずった「重い」映画という印象でした。
あまりにヒューマンドラマ過ぎて、大画面で見る大作と期待していると後悔したかもしれません。演出的にもアップが多すぎてちょっと退屈です。
これを宇宙史映画と呼ぶのか少し語弊がありますね。
デイミアン・チャゼルにはパッション味溢れる映画の方が似合うのかもしれません。
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