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あまりかぜのブログ

 
   

【映画】『スパイダーマン:スパイダーバース』【評価と感想】

あまりかぜです。

今回からオススメ度も載せていきます。評価基準は劇場でお金を払って見るべきかどうか。感想は基本的にネタバレです。よろしくお願いします。

■オススメ度

(できれば大画面で)

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作

◎: できれば大画面で

 ○: 映画ファンなら見る価値あり

 

■感想

オスカーを獲った作品なので、凝ったストーリーを期待してましたが、そこはちょっと拍子抜けでした。

ただ、映像の情報量たるやものすごい

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単にセルルックにしただけCGアニメではありません。どこがどうとかは専門家に任せるとして、これまでのアメコミアニメとも違う新感覚のアニメ表現が魅力です。

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CGアニメなのにフルアニメ(1秒間に24コマ)とせず、あえて12コマで撮影しているらしいです。日本のリミテッドアニメに慣れた目には、全く違和感なく見れました。

しかし未来や異世界からやってきたペニー・パーカーやピーター・ポーカーといったアニメ調キャラが現れると一気にキャラの統一感が無くなってしまいます。かなり個性的ではありますが流石にやりすぎ。

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彼ら彼女らは自分たちの世界でたった一人のスパイダーマン。それが、たとえ次元は違っても自分に仲間がいると思うことでどれだけ勇気づけられることか。

そう思うと、なんかわくわくしてきます。

なればこそ、是非ともこの作風のままで各世界のスパイダーマンが見てみたい

そこは商売上手のソニー。早くも続編と、スパイダーウーマンを主人公にしたスピンオフが始動したらしいです。

 

一方、敵キャラにはもっと工夫がほしいと思いました。

富豪で画期的メカをつくって自分の願望のために使う、てのが多すぎです。よくあるアメコミです。

世の中には、マイノリティの意見があふれてる。そこからのアイディアを敵に反映しない手はないと思いますが、露骨にそれをやると、ものすごいバッシングを食らっちゃうでしょうね。