あまりかぜです。
「英単語の語源図鑑」
という本を読みました。
語源を知るとなかなかおもしろいですね。これで英語が上達する訳ではありませんが興味は広がります。
たとえば、バット、バター、バトル、ビート、コンバットは全部同じ「叩く」という語源から生まれた言葉です。
という訳で自転車にまつわる英単語について調べてみました。
bicycle(自転車)
bi(2つ)+ cycle(円、輪)という実にわかりやすい。
ところで「自転車」という和訳は竹内寅次郎という人が発明したそうですが、この時彼が製造したのは三輪車。
http://cycle-info.bpaj.or.jp/?tid=100065
bicycleの和訳に「二輪車」という単語を使った人もいたでしょうが、なぜか普及しなかったんですね。その後、motor bicycleが「自動二輪」と翻訳されました。
bike(バイク)
19世紀後半にバイシクルを縮めた言葉の音に合わせて生まれたらしい。話し言葉が語源、ということですね。
日本でバイクといえばオートバイですが、これは完全な日本語です。
frame (フレーム)
frameとは枠組み 。自転車は始めは木製でした。だから枠と呼んでも間違いではない。
建築土木で使うラーメン構造(rahmen:ドイツ語)と同じ語源。
tube(チューブ)
tubeは丸い管のことです。pipe(パイプ)と明確な定義上の違いは無いそうです。ブラウン管もtube、イギリスでは地下鉄もtubeと呼ぶそう。
自転車のフレームを構成する三角形をhead tube、top tube、down tube、seat tubeと言いますが、パイプフレームになる以前はなんと呼んでいたんでしょうか?
saddle(サドル)とseat(シート)
ネットには、「元はsaddle seatと呼んでいて、seatがとれた」みたいな解説がありますが、英英辞典では「riderのためのseat」と説明してます。
この2つ、どちらもsit(座る)、set(置く)と同じ語源から生まれたと想像します。tube=pipeやpost=pole=pillar(柱、支柱)みたいなもんでざっくり同じ意味なんでしょう。
実際 seat pillar、 saddle pole、saddle postは普通に検索できます。
ただ、saddle tubeとかsaddle stayは検索しても出てきません。
tire(タイヤ)
なぜかイギリスではtyreですね。古英語のtyrenから変化したみたい。
ゴム製になる以前は車輪の外側に取り付けられた金属製の輪っかだったそう。 tiara(ティアラ、頭につける装飾品)と同じ語源というのも納得です。
先日マリナーズのイチローで話題になった、retire(引退)はre+tireなのかと思いましたが、re(後ろへ)+ tirer (フランス語:引く)が語源とのこと。タイヤは違うみたいです。遠い親戚かもしれませんが。
tour(ツアー)
仏語だとツール、イタリア語ではジロ。
turnと同じで「回る」という意味が語源。なのでぐるっと巡る「巡行」がツアー。「弾丸ツアー」という言葉は本来「弾丸トリップ」ですね。
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