あまりかぜです。
アカデミー作品賞を受賞し、ハリウッドの歴史を動かした作品です。
どんなにすごいのか、見てきました。
○
です。
☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり
■感想
これで、オスカー取っちゃうのかー。座布団マシマシじゃね?
「誰も、予想もできない、衝撃のラスト!」というのはよくある宣伝ですね。確かに衝撃的ではありましたが、ある程度予想はできました。それっぽい伏線もありましたし。
なにより、鋭い社会風刺をぶっこみながら、エンタメ性を忘れない、というのは韓国映画にありがちです。
この脚本もまず、半地下が更に地下に落ちた、というオチありきではないのかな、と思ってしまします。
なぜ地下に行くか → 逃亡しないといけない → 大罪を冒すから、という感じ。
お話はともかく、見事な美術セットは、かなり見応えあります。すごいですよ。
“半地下”と“豪邸”は街ごとセットで創られていた!?映画『パラサイト 半地下の家族』メイキング
セットの素晴らしさを活かして貧困差を解りやすく演出してます。社長家族は常に上、半地下家族は下。たとえ同じ空間に居ても対等には描かれない。
若い世代はこの差をなんとか縮めようと上辺だけは取り繕いますが、父親は逆に壁を感じていくんですね。
豪雨で下水が逆流し、部屋が汚水まみれって想像もしたくないですが、次の日には避難所から、社長宅へ出勤?してたのには笑えます。ただ、せっかく臭いをキーにしてるのに、ここの場面ではそれにはスルーです。
他にも、カブスカウトの知識で社長の息子は気がついたはずなのに、どうなったんでしょうか。
まあ、些細な事は気にせず、勢いで走りきってしまうのも韓国映画いいところです。
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