あまりかぜです。
90年代の終わり頃から10年近く、かなり試写会に行ってました。
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ネット応募なんか全くない時代なので、当然ハガキで応募です。「コツ」さえあれば結構な確率で当たりました。
入場券は大抵ペア(2枚)なので、相方の都合が悪ければ映画ファンに上げたり、もらったり。試写会好きって多かったんです。これも大いに利用しました。まだマニアはいるんでしょうか。
多いときは週2回ぐらい試写会へGo。当時の職場が、大阪キタとミナミの中間だったのも幸いしてました。
今はなき厚生年金会館中ホールや中之島のリサイタルホールとかよく行きました。御堂会館、新大阪メルパルクホールも試写会場の定番でした。
めったに当たりませんでしたが中之島フェスティバルホールという第一級の会場もタダで入れたんですからすごいもんです。
とはいえ映画館でない会場は当たり外れが大。イベント会場にパイプ椅子を並べただけ、てのもあったな。宣伝のためにタダで見せてもらうんですから、多少のことは目を瞑りますけどね。
朝日生命ホールも椅子が悪かった。2時間見ているとケツが痛くなってきたもんです。しかもここはアリーナだけで、前の人の頭で字幕が見えないこともありました。流石に改修されたかな。
思い出深い作品はキアヌ・リーブス主演の『マトリックス』(1999年)。
普通、試写会見たらそれでおしまいなのですが、試写会で2回、その後のロードショーでも見たのはこれだけ。あまりに衝撃的な映像表現で、VFXの革命を感じました。もちろん映画が大ヒットしたのは御存知の通り。
いち早く見れたのはほんとに良かった。これぞ試写会の醍醐味です。
そんな試写会も2008年頃から、行かなくなりました。仕事場が移動したり、忙しくなったのもありますが、一番の原因は、TOHOシネマズが西宮にできたから。夜遅くだろうと、朝早かろうと、歩いてでも行ける。近いは正義ですね。
大スクリーンはもちろんですが、音響とか雰囲気とかやはり餅は餅屋です。たった1,000円(サービスデー)で最新設備の劇場で映画が見れたわけですから、そうなるとしょぼい会場で我慢して見る気は起きないです。
2021年はハリウッド映画が軒並みネット配信に移行するそう。ネットやTVで映画を見られるのは、とてもありがたい。隠れた名作に出会えるし、忙しい時や、映画をあまり見ない人に間口を広げる意味でも有用です。
それでも映画好きを自認するなら、基本は劇場やろ、と思うのですよ。
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