あまりかぜです。
年末に熱を出してしまい、体調いまいち。
さて、今年印象に残った本の紹介です。
◆『爆弾』呉勝浩
判っていながら止められない爆弾。
強烈なキャラクターたちの頭脳戦も痺れます。久しぶりにヒリヒリする小説でした。
一見平凡な、ド直球のタイトルも秀逸です。
◆『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅻ」』香月美夜
ついに完結。最後は電子書籍ではなく、紙の本を入手しました。紙だから意味があるんです。
最終巻は全体のエピローグ的な内容なので、それほど語るべきものはないんですが、とにかくついにここまで来たか、という満足感が詰まっている一冊です。
マンガ化やアニメ化はまだまだ続いていくようなので、ファンにはたまりませんね。
言わずと知れた手塚治虫の『鉄腕アトム』のエピソードを浦沢直樹が新たに解釈し直したマンガ。
傑作です。今年アニメ化もされました。
実力ある漫画家がこうして過去の名作を引き上げ、リメイクしてくれることで、私たちも知ることができるわけですから、ありがたいことです。
次点にもう一冊
◆『シャドー81』ルシアン ネイハム
ジャンボ機が謎の戦闘機にハイジャックされる、というミステリー小説です。
古典ミステリーの名作として必ず名前が出てくる一冊ですがようやく読みました。
確かに名作と呼ばれるにふさわしい作品です。
デジタル社会の今、この小説を凌駕するには、作家はかなり勉強する必要があるんじゃないでしょうか。
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