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【映画】『ヒックとドラゴン(2025)』【評価と感想】 

あまりかぜです。
2010年公開され、いくつも賞をとった傑作3Dアニメの実写版を観てきました。

感想は基本的にネタバレです。

■オススメ度 
◎ です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
◯: 映画ファンなら見る価値あり

△: 無理して見なくてもヨシ

■感想
見どころは、アニメ版とどう違うのかです。しかも監督はアニメ版と同じディーン・デュボアですから。

驚くほどアニメ版がそのまま実写になってました。画面の構図も、インパクトあるラストのストーリーも同じです。

 

大きな違いは、監督自身は否定していますが、ポリティカル・コレクトネスを意識した配役。ヒロインのアスティが金髪ではないなど、一部のバイキングが北欧人以外として描かれています。

それでもキャスティングは大成功だと思います。若い俳優たちが役になりきり、生き生きと演じています。
さらに、トゥースやドラゴンたちとの合成は見事。違和感がまったくありません。ただ匂いや熱、空気の状態まではやはり伝わってきません。今後のVFXの課題でしょうね。
飛行中の会話のシーンではキャラクターの髪があまり乱れず、スピード感はややもの足りない印象です。

それでも物語はテンポよく進み、父子のじれったい関係には強い共感を覚えます。
長いエンドロール前に映し出される北アイルランドの景色も圧巻。空撮シーンだけでも観てよかったと思いました。


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本当に大人が観ても楽しめる作品なのに、日本では相変わらず注目度が低いのが惜しいところです。

 

すでに続編の公開が2027年と決まっているようですが、ファンとしてはぜひとも日本でも劇場公開してほしいところです。

 


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