【映画】『ヒックとドラゴン聖地への冒険』【評価と感想】

あまりかぜです。

『ヒックとドラゴン聖地への冒険』（原題 How to Train Your Dragon3: THE HIDDEN WORLD）を見ました。シリーズ完結です。

感想は基本的にネタバレです。

■オススメ度

◎

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作

◎: できれば大画面で

○: 映画ファンなら見る価値あり

■感想

『ＳＷ／スカイウォーカーの夜明け』『アナ雪２』という超話題作に挟まれて、興行的には厳しいのはわかっているのだけれども、見ておきたい作品です。

冒頭に１、２作目のあらすじが流れるのはありがたい。特に２作目は劇場公開がなかったから尚更ですね。

リーダーとなったヒックが島民を引き連れ、ドラゴンの誕生の地、聖地を目指す物語。

ＣＧの進化はやはり素晴らしい。白いナイトフューリーの透明感ある体表やドラゴンが飛び抜けた後に渦巻く雲の感じなどは３Ｄアニメならではの表現で、このあたりはどんなに日本のアニメ技術が高いと言っても全く太刀打ちできません。

前作に出てきたドラゴンたちの巣も圧巻でしたが、本作のドラゴンに満ち溢れた聖地の美しさは想像以上です。

一方で時間的、空間的なスケールの広がりは思ったほどではなかったかな。

また、別れをヒックが決断すると、島民がドラゴンたちとあっさり別れるのにはちょっとびっくりしました。

ここであまりに湿っぽくすると、もともと原作が児童文学という作品の性格からは離れてしまいますが、仲間だったはずのドラゴンたちとの別れなんだから、もう少し時間が欲しかった気がします。

このシーンだけ見ると、島民とドラゴンの距離感は主人公たちとは違うのかと思ってしまいます。

エンドロールでは、スタッフのお仕事内容をバイキングが説明してくれます。こんな遊び心も楽しいのです。

なお、本国では大ヒットのおかげか、後日談がすでに映像化されてます。

そのプロモビデオがこちら↓

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