■オススメ度
◯
です。
☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり
■感想
長い長い超人気シリーズを完結させるということは、世界中のあらゆる世代の観客に納得してもらう必要があるということ。そんな重責を果たしたJ・J・エイブラムスはもっと称えられていい監督でしょう。
初めから終わりまでなんというか「スター・ウォーズ」でした。
原点回帰とか、予定調和とか、希望がないとかいろいろ言われてるようですが、ディズニーが製作し、ヒットが至上命題である以上、あっと驚く冒険は許されないわけで、これが精一杯なんでしょう。
予告のとおりパルパティーンが復活し、結末も副題のまんまでした。チケット代分は楽しめます。実に手堅い。
でもね。
今回の一番の肝はランド・カルリジアン(とチューイ)がどうやって銀河中の同志たちを連れてくることに成功したのか、という点なのに、そこを見せないでどうするんだ。
命をかけて、危険な戦場に自分の船でやってくるんだから、どんな魔法をかけたのか知りたいではないですか。それこそ最高に共感できたはずです。
前作でせっかく生き残った整備士ローズも全くいらないキャラでした。
コアなファンというわけではありませんが、最後なんだからアナキンの姿も見たかった。窮地のレイを励ます声として参加しているんでしょうが、ヨーダの声しかわからなかった。吹替版見てもわからんだろうね。
新三部作は、新しい映像表現が何もなかったのも残念です。フォースの共感や力の表現、ルークの姿など、とにかく古臭い。お話が王道なのはスター・ウォーズだから当たり前だとしても、映像的に21世紀らしい新規性がまるで感じられませんでした。
見たことのないSFX、VFXを駆使した驚きの映像こそスター・ウォーズ、だったはずなのに。
昨年『アベンジャーズ/エンドゲーム』で非常に高い満足度と見事な大団円を見せられたので、余計残念に感じるのかもしれません。
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