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【映画】『ワン・バトル・アフター・アナザー』【評価と感想】

あまりかぜです。
界隈ではポール・トーマス・アンダーソン(PTA)監督×レオナルド・ディカプリオ主演ということで注目されていた作品を見てきました。

感想は基本的にネタバレです。

■オススメ度 
◯ です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
◯: 映画ファンなら見る価値あり

△: 無理して見なくてもヨシ

■感想 
タイトルは「一難去ってまた一難」的なニュアンスで、「戦いは続く」という意味のようです。
冒頭から不穏な音楽が流れ続け、久々にドキドキする映画でした。予告編を見ないでいて大正解。
もっとドンパチがあるのかと思いきや、意外にもそんなことはありませんでした。
 

元革命家で、今ではすっかり呑んだくれのダメ親父。彼の娘が連れ去られ取り戻そうと奮闘する、という物語です。
娘を追う者、そして逃がす者、誰もかれも一癖も二癖もあるのが見どころです。

「怒涛のチェイスバトル」という宣伝文句にふさわしく、うねうねと上下する道でのカーチェイスの緊張感も見事でした。
撮影スタッフに拍手を送りたいです。

16歳の娘を演じるチェイス・インフィニティは、公開時で24歳。
どうりで大人びているわけです。PTAに大抜擢され、「将来大物になる」と言われたそうですが、それも納得できます。覚えておきましょう。
きっと今ごろオファーが殺到していることでしょう。

とはいえ、傑作かと言われると疑問符がつきます。
まず、誰に感情移入すればいいのかがわかりませんでした。
娘を連れた賞金稼ぎが男たちを撃ち殺し、返り討ちにあう辺りでようやく分っててきましたが──

そもそもこれは、コメディ映画だったのです。

ラストまで見ると、タイトルの意味がわかります。メキシコでの“センセイ”のような組織ならまだしも、アメリカで武力革命なんて起こそうものなら、テロとして扱われるだけです。空想の絵空事。つまり最初からコメディとして描かれていたわけです。

おそらく、一度見ただけでは良さがわからない作品です。
何度も見て味が出る、スルメ映画なのでしょう。

蛇足ながら、ディカプリオ演じる父親がメキシコで失敬して乗り回すのは、日産B13サニー。2ドアなので北米仕様です。
劇中では「ポンコツ!」なんて言われますが、いいじゃないですか。こういうコンパクトセダン、日本ではもうありません。

 

↓ こんなのも書いてます。

kabutoyamagr.hatenablog.com

 

 

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