あまりかぜです。
アメリカでは前作に引き続き大ヒット、日本では『すずめの戸締まり』攻勢もあってか、あまり客足は伸びていない様子の映画です。
感想は基本的にネタバレです。
■オススメ度
◯ (字幕版で)
です。
☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり
■感想
日本語吹替版を見ましたが、主役シュリの吹き替えはももいろクローバーZの百田夏菜子。彼女の声で覚悟のセリフを言われても、萎えてしまいます。アイドルとしてはむしろ上手いと思います。がキャラと声質が全く合ってません。
前作のラストでワカンダを開国して、どうなるかと思ったら案の定、ヴィブラニウムを巡って大国とのいざこざが絶えない様子。
そこへ、もう一つのヴィブラニウムを持つ国、タロカン帝国が現れ、新たなブラックパンサーが誕生するわけです。
全編通じて感じるのはチャドウィック・ボーズマンの喪失感です。最後まで引きずってます。
理解は出来ますが、追悼映画にしたってヒーロー映画としてはどうなんでしょうか。全然前向きじゃない。
新ブラックパンサーは予想の範疇とはいえ、線が細すぎる気がします。ブラックパンサーとは試練を経た、精神的にも屈強な人間に与えられる力だと思っていたので尚更です。
SFXや戦闘シーンにも特別新鮮味はありません。海中バトルはライバルであるDCの『アクアマン』を先に見ているし、似てないと言うのは無理です。
ハート型のハーブが復活し、シュリが戦士として成長しないのであれば、早急に次のブラックパンサーが現れて欲しいものです。
MCUとしては幕間の扱いですが、トニー・スタークを継ぐ天才リリの初登場であることは注目でしょう。
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