■オススメ度
◎
です。
☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり
■感想
ゴジラとして3作目、コングの2作目となるのが本作。<破壊神>vs<守護神>というキャッチコピーでしたが、悪役のボスキャラとして出てくるのがメカゴジラでした。そうなると、共闘するという筋書きは見えてきます。
ストーリー的には、特にひねりもなく、面白くもなんともありません。だがこうゆう超大作バカ映画、嫌いじゃない。
詰まるところ、より巨大になったコングと躊躇なく熱線を吐きまくるゴジラが香港を舞台に暴れまくるというその一点を見たいかどうかで評価が決まります。
香港のビル群が細部まで作り込まれてて、飛び回るコング。破壊しまくるゴジラ(とメカゴジラ)。
劇場で観ると迫力が違うよ。後悔はしていません。
彼らの対決だけが見どころなのですが、人間側のドラマもあると言えばあります。
重力なんちゃらの設定は、その後の展開を見るとなるほどあると便利だな、という気はしますが、その壁?を突破しようする場面を光で表現するのは想像力の欠如ですね。『パシフィック・リム』の穴設定の方が遥かに説得力があります。
ゴジラのエネルギー源とやらをどう表現するのかと思ったら、光る地面を解析するだけでした。データがあれば地上で再現できる、と。すげーな、おい。
挙句の果てメカゴジラとギドラの頭骨とまだ回線が繋がってるから、操作パネルに酒をぶっ掛けて壊そう!と。さすがにこのシーンには笑ってしまいます。
そんなんで回線が切れるわけがないでしょ。人間側のお話はこれまで以上にガバガバ過ぎて呆れるばかりでした。一応前作『KOM』から継続して出演している人もいますが、その必要は全くありません。芹沢博士の息子がメカゴジラを操縦する必然もないですね。でもこれ意図的でしょう。
多分作り手も怪獣だけの映画を見て欲しかったんじゃないでしょうか。喋らないゴジラやコングの表情を見ているだけでも伝わってくるものがありますからね。それでは映画として成り立たないので人間ドラマのパートを無理やりくっつけた気がします。
何度も言いますがゴジラとコング、メカゴジラと、モンスターたちの肉弾戦だけを劇場で見て満足すべき作品です。
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