甲山ぐるぐる

あまりかぜのブログ

 
   

西国街道ポタリング(芦屋~武庫川)

あまりかぜです。

今年の冬はあまりに寒いのと、年末に体調を崩したため全然自転車に乗れてません。

最近読んだ本に『神戸~尼崎 海辺の歴史』というのがありまして、そう言えば西国街道ってちゃんと通ったことないな、と思い実際に訪ねてみました。

神戸‐尼崎海辺の歴史―古代から近現代まで (のじぎく文庫)

神戸‐尼崎海辺の歴史―古代から近現代まで (のじぎく文庫)

 

西国街道とは江戸時代に整備され、中世までの名称は山陽道。京から文字通り西国へ伸びていた幹線道です。芦屋から東灘辺りまでは今の国道2号が西国街道だった模様。

2号から離れるのが茶屋之町北交差点付近。芦屋民にはおなじみの自転車店、『リンリン』があるとこですね。

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そこから南東方向に不自然に斜めってる小路、これが旧西国街道です。ここからスタート。 f:id:kbtymgrgr365:20180209212505j:image

途中には西国橋とかありますし、道が微妙に左右に曲がっているのがいかにもです。

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一旦、鳴尾御影線と合流しますがすぐまた斜めの道に入ります。

途中の地蔵に道標があります。

f:id:kbtymgrgr365:20180209212608j:image『右西宮 左中山』

斜めの道は弓場公園付近まで続きますが、この先は阪神本線となり、行き止まり。

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線路の南側を進むと香櫨園駅

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さらに東へ進むと、国道43号と合流。

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西宮神社にたどり着きます。

f:id:kbtymgrgr365:20180209212715j:image南門

f:id:kbtymgrgr365:20180209214545j:image正門

十日戎の福男選びで有名な場所です。

戎神社や廣田神社を中心に西宮宿として栄えました。

正門からは道が東へ伸びています。旧国道=中国街道です。街道は参道も兼ねていたんでしょう。

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しばらく東進すると、正念寺がある用海筋と交差します。旧国道はこのまま東進し、大阪へ向かいますが、西国街道は左折し北へ向かいます。

先の本や↓のサイトによれば、このあたりは時代によってにルートが違うらしい。

ちょっと歴史っぽい西宮

いずれにしても与古道公園付近から北に向かったと思われます。

f:id:kbtymgrgr365:20180214184415j:image公園の道標

東川に沿って進む街道は、国道2号を渡って、東川親水南公園あたりで北上。

阪急の高架もくぐって進むと国道171号と交差します。

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この先は市民グラウンドですが、西国街道はここを突っ切っていたようです。

東川から御手洗川と名前を変えた川沿いを行くと、ここからは案内板があります。一部のマップアプリにも『旧西国街道』と記載がありますね。

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 f:id:kbtymgrgr365:20180214184547j:image途中の解説

 

171号に並行して北東へ伸びる西国街道門戸厄神駅を通過し、山陽新幹線の高架付近でクランク状に折れて、再び北東へ向かいます。

報徳学園の正門前を西へ。

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この先県道を渡ると武庫川です。 f:id:kbtymgrgr365:20180214184827j:image 

武庫川には『髭の渡し跡』の看板があります。 f:id:kbtymgrgr365:20180214184904j:image

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松林は当時からあったのでしょう。

「髭の渡し」の看板は尼崎側にもあります。

こちらはりっぱな造りです。 f:id:kbtymgrgr365:20180214185754j:image

 

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