あまりかぜです。
この秋に見たおすすめ映画を2本紹介。
全国公開はそろそろ終了かもしれませんが、今後、ミニシアターやレンタルで見る時の参考になれば幸いです。
■『女神の見えざる手』
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主人公は全米で最大のロビイスト事務所に務めるやり手の女性。
ロビー活動は、米国ではきちんと認められた職業です。自分のクライアントに有利な法案を通すために政治家に働きかけたり、マスコミを動かす存在で、日本風に言うと政治に特化した広報会社、でしょうか。
彼女が新たに選んだクライアントは銃規制法案を通そうする政治団体。「相手の先手を打ち、相手が切り札を使った後で、自分の切り札を使う。そして勝つこと」こそロビー活動だとする彼女ですが、活動の違法性を問われる事になります。
強い(強すぎる)キャラクターと早口のセリフでついていくのがしんどい映画ですが、引き込まれます。そして、見事に騙されたしましました。
映画のラストシーンはエピローグです。彼女が外に出て見たものは何だったのか。なぜわざわざこのシーンがあるのか。解放なのか、あるいは始まりなのか。思わせぶりなシーンでした。
■『ブレードランナー2049』
話題品の一つです。『ブレードランナー』の続編。ファンならとにかく見るべき作品。逆に前作の作風にピンとこない様なら、見ても時間のムダでしょう。
前作を継承した圧倒的な映像美が見事です。
↑未来のロスをCGではなく、ミニチュアで再現しています(知らなんだ)。
あの傑作の続編なんて、と思っていましたが、納得のストーリーでした。ちょっと長いのが玉に瑕。
脚本は『ローガン』、『エイリアン: コヴェナント』も手がけたマイケル・グリーン。この映画を見る限り、彼の次回作、リメイク版『オリエント急行殺人事件』にも大いに期待できますね。