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あまりかぜのブログ

 
   

【映画】『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』【評価と感想】

 あまりかぜです。
興行収入歴代2位(12/7現在 288億円超)という偉業を成した作品を見てきました。
基本的にネタバレです。

■オススメ度

 ◎(ただし、予習は必須)

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作

◎: できれば大画面で

○: 映画ファンなら見る価値あり

 

 

■感想

 正直言って完結していないアニメ映画に見る価値があるのかどうか、けっこう疑問でしたが、次の遊郭編を楽しみにしたいなら見ておくべきでしょう。

もし、初めて見るならTVシリーズなり、原作漫画での予習は必須です。でないとなぜ鬼っぽい女の子が戦ってるのかとか、カラスが剣士たちを訪れるのかもさっぱりわからないと思います。

アマゾンプライムビデオでも全話見ることができます。

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冒頭の列車シーンからしてもTVシリーズとは比べ物にならないクオリティを感じます。2時間近い作品ですが、ギャグが馴染めなかったのを除けば中だるみもなく、後半はアクションシーンの連続。TVワンクール分の内容が詰め込まれてるように感じました。

そして泣かせどころ満載です。竈門炭治郎の夢のシーンや、煉獄杏寿郎の死に涙する炭治郎には思わずつられてしまいます。

どうせならイノシシの被り物の首のところからも涙が漏れ出してほしかったような。カラスも泣くのだろうか、と思いましたが、鳥類にも涙腺はあるらしいです。

異論はあるでしょうが、本作のベストキーキャラクターは杏寿郎の母と炭治郎の父。両者とも息子たちに生き様を指示しただけでなく、ここぞという時にヒントを与えてくれます。

特に杏寿郎の母の言葉は強く印象に残ります。

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人物情報 | 劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編公式サイト より

さて、ここまで大ヒットになった最大の理由は、やはり昨年末からのコロナ禍にあり、くわえて3つの要因が考えられます。

・キッズ層を巻き込んでのTV、原作漫画のヒット
・大作映画の公開延期
・初日3日間、前代未聞の上映数

TVシリーズが始まった前後に原作の方がクライマックスに突入し、雑誌で最終回まで追いかけましたが、そんな人も多かったと思います。ちょうどその頃、映画は大作、話題作が軒並み公開延期となり、困った劇場は起死回生にと、スクリーン数、上映回数が大幅拡大されました。

外出要請がさかんに叫ばれる中、映画館は比較的リスクが低いということで、アニメファンのみならず、お出かけに飢えていたキッズや普段映画は見ない原作ファンも一斉に飛びついた、と考えます。

いずれも確たる証拠ないけれど、初動3日間の歴代1位という新記録がさらなる呼び水になったことは間違いないでしょう。

年末年始での上映もあるでしょうから、日本で2作目の300億円超えは確実ですよ。

 

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