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【映画】『トイ・ストーリー4』【評価と感想】

 あまりかぜです。
トイ・ストーリー4』を見てきました。
感想は基本的にネタバレです。
 

■オススメ度

 ◎

です。

 

☆: 是非とも劇場へ。傑作

◎: できれば大画面で

○: 映画ファンなら見る価値あり

 

■感想

-『3』で完璧なハッピーエンドを迎えたのに、何をいまさら
ピクサーはついに拝金主義のディズニー並に落ちぶれたか
ピクサーの続編ってハズレ多いぞ
見る前はそんなことも考えてましたから、期待は中くらいでした。


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ですが、まったくもって
「心 配 御 無 用」
でした。
面白さは変わらず、ハラハラ・ドキドキ。そして心揺さぶるラスト。
 
キーとなる登場人物は、

ボー・ピープ(9年前にアンディの家から消えたウッディの恋人)

フォーキー(新たな持ち主となったボニーが幼稚園で作ったおもちゃ)

ギャビー・ギャビー(アンティークショップの女の子と遊ぶことを夢見る人形)

 

ごく簡単に端折ると、逃げたフォーキーをギャビー・ギャビーが捕える。彼をボニーの元へ返すため、ウッディとボーの活躍が始まる、というものです。

 

海外の報道などによれば、シリーズの生みの親、ジョン・ラセターは当初、『3』に登場しなかったボーをウッディが捜すストーリーを考えていたらしい。

ところが、ピクサー社内の大激震によりラセターは失脚。ラセター派のスタップも去り、ストーリーの4分の3を新たにしたそうです。

その結果、ボーがストーリーの中心となり、ウッディを引っ張っていく役目になったと思われます。

実際アクションの見せ場はぼぼ、ボーの独壇場(女性軽視のラセター脚本では絶対こうはならなかったでしょう)。

キャンピングカーの誘導はちょっと強引で反則ぎりぎりな感じもします(「ファインディング・ドリー」もそうだったな)。

ウッディはボーとの会話や、ギャビーの願いを聞き、一つの疑念を思い始めます。

「おもちゃはずっと持ち主のための存在なのか」

おもちゃ仲間を見捨てることは決してないウッディですが、ボニーと自分との関係を振り返る時期が来てしまいます。

男が岐路に立つ時、影響を与えるのは常に女性、という人生の王道(というか真理)を見せつけられた気がします。

クライマックスの別れのシーンでもウッディたちは涙を流しません。おもちゃだから。
だけど見ている観客には自然と涙が溢れてきます。

物語は離れていくバズとウッディ2人のセリフで締めくくられます。ウッディの不安げな声が印象的でした。

 「無限の彼方へ、さぁ行くぞ」

 

ウッディは仲間たちときっとまた会える気がします。移動遊園地にボニーが遊びにくるかもしれませんし、もしかしたら成長したアンディが恋人といるかもしれませんね。

 

 

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