甲山ぐるぐる

あまりかぜのブログ

 
   

【ちょいレポ】西宮浜BBQパーク by LOGOS

あまりかぜです。

先日、西宮浜総合公園にオープンしたBBQパークを覗いてきました。

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西宮浜BBQPARKpoweredbyLOGOS

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お天気もよく、盛況です。

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レンタル品はこんな感じ。

これからの季節、タープは必須ですが、白いスクエアタープは区画Bプランの機材には含まれているのか、いないのか。ここは要確認ですね。レンタルだと結構なお値段です。

https://selecttypeimg.s3.amazonaws.com/upl_files/111372/409521予約HPより

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区画Cのドームテント。こちらのプランにもBBQ道具付きなのかな?

詳細や予約は公式HPからどうぞ。土日はかなり埋まってます。

西宮浜総合公園|西宮市ホームページ

ついでにヨットハーバーまで足を伸ばしたら、ボートショーをやってました。

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ロールスのゴーストという超高級車も展示されてました。さすが富裕層向け。

Rolls-Royce Ghost|ロールス・ロイス(Rolls-Royce)|コーンズ・モータース

 

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【映画】『Winny』【評価と感想】

あまりかぜです。

日本人が開発した画期的ソフトウエアは良貨だったのか、悪貨だったのか。

感想は基本的にネタバレです。
■オススメ度

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
◯: 映画ファンなら見る価値あり
△:無理して見なくてもヨシ

■感想

 この映画は20年前とはいえ、現代の日本の縮図です。
 一審は罰金刑。弁護側も検察も控訴し、最高裁で無罪が確定。この間7年以上かかっています。
 金子氏のギフテッドな能力は時間の波に無惨に流されてしまったといえます。
今やIT界は日々進歩していて、技術者にとっては裁判に割いている時間などありません。
 もし一審だけで結審していたらどうなっていたでしょうか。金子氏の名誉は回復されず、画期的でも違法性を問われれかねないソフトを作ろうとする技術者は現れない。代わりに、金子氏には新しいソフトを生み出す時間があったはずです。結果として、日本は理系離れが進んでしましました。

 無罪を勝ち取ったものの、金子氏が1年半後に突然この世を去ってしまったのは本当に残念に思えます。偏った法治国家の日本で法律や当局が技術を阻害していては、斬新な技術が育だたない。このことをもう一度考える必要があります。
 当時は、匿名性が売りのWinnyにアップロードした人物を特定した府警のサイバー班は大したものだと思ってましたが、その実、技術面以外は他の警察となんら変わりなかったんでしょうか。開発者を逮捕すれば済むと本当に思っていたのならとんでもないことです。

高木浩光氏「Winnyは適法に使えない」 - INTERNET Watch Watch

 違法アップロードや、ウイルスによって秘匿情報が拡散してしまった社会的なインパクトを考えると、映画ではやや美化されている気もしますが、愛媛県警の裏金問題の証拠がWinnyによって漏洩されたことも描いています。Winnyの匿名性によって救われた現実もあったということ。

 弁護士がこれから5年間をあなたのために使うと言うセリフにははっとしました。弁護団を作ってまで戦うってことは余程の覚悟がいるんですね。
 金子氏の生き様が映画として見ることができてかなり満足です。それを当時ならWinnyを敵認定にしていただろう通信会社のKDDIが配給してるのは不思議な感じがしました。

 プログラマー金子を演じた東出昌大は熱演です。文章を読むのも片言になるの彼が、ソフトについては立て板に水の如く喋り出すギャップ。サンマにかぶりつく時の不器用さ。どれも演技と思えないリアルさでした。
 こんなに素晴らしい役者だったとは知りませんでした。彼もまた不倫問題でマスコミから必要以上の圧力を受けたから、役にのめり込んだのかもしれませんね。

 

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【映画】『シン・仮面ライダー』【評価と感想】

あまりかぜです。

エヴァンゲリオン』の庵野秀明によって蘇った昭和のヒーローを見てきました。

感想は基本的にネタバレです。
www.youtube.com
■オススメ度

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
◯: 映画ファンなら見る価値あり
△:無理して見なくてもヨシ

■感想

 映画好きから見るとかなり物足りない作品でした。ただ、昭和のライダーファンなら見ておいて損はないです。仲間内であーだこーだと言い合えるのは楽しいです。
 もっとケレン味あふれるヒーローアクション物に仕上げても良かったはずですが、不必要に大人向け(風)のドラマになっていました。
 初代ライダーのリメイクは何作も作られているので、監督庵野秀明がどうオリジナリティを出すのかを見たかったのですが、暗くどこか既視感のある展開。
 主人公の本郷猛からして、頭脳明晰、スポーツ万能なのに人付き合いが苦手で無職とはどういうこと?人付き合いしないですむ職業だってあるでしょうに。池松壮亮演じる本郷猛像には最後まで馴染めませんでした。
 柄本佑の一文字隼人は想像よりも遥かにキャラが出来上がっていて、これはありです。ラストに新1号ライダーのコスチュームを纏って疾走するシーンはニクい。
 よくわからないのが、ずっと本郷を引っ張り回す役どころの緑川ルリ子という存在です。バイクから投げ出されて傷一つなかったので、てっきり最後はオーグに変身するのかと思いましたが違いました。
 緑川博士を補佐する役割として人工的に作られという説明も、もう少し上手にしないとだめでしょう。キャラに自ら説明させるのは愚の骨頂です。どうしてショッカーを裏切ることになったのかが、何となくふんわりした理由なのです。何度も「大丈夫」と言ってますが、本当に大丈夫なのかは本人の言葉だけではわかりはしない。

 庵野監督のヒーロー映画に人間味の深いドラマを要求するのは無理なのでしょうか。

 女優陣は総じてちょっと芝居下手に感じました。長澤まさみでさえ下手くそに見えるのは、演出のせいかもしれません。

 とはいえ『仮面ライダー』に対するこだわりは濃密かつ綿密で、特典のライダーカードも裏側は劣化したようにわざわざ茶色みがかっていたり。見返す度に新たな発見があると思います。
 そこまでこだわるならCGの映像はもっと重量感をだして欲しかった。なんか20年近く前の実写版『キューティーハニー』と同じ匂い。CG感丸出しのスピード重視の動きは、役者の動きを極力抑えた演技とまるでなじんでおらず、残念です。


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 根本的にお金をかけるところを間違っている気がします。

 エンドロールの最後に流れるのは子門真人の『かえってくるライダー』。続編の意図でもあるのかな。

 

第一幕となるクモオーグとの戦いが配信されてます。TVシリーズの第1話に相当する物語。戦闘員との格闘シーンはかなり満足いく出来で、つかみとしては十分面白いものなってます。これだけでいいよ。

 

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【西宮浜】「みやっこオープニングフェスティバル」開催【開園セレモニー】

あまりかぜです。

フットサルもできる人工芝広場やBBQができるデイキャンプ広場を作っていた西宮浜公園、いよいよ全面開園となります。

これを記念して

「みやっこオープニングフェスティバル」

4/1に開催されます。

◆みやっこオープニングフェスティバル

日時:2023年4月1日(土) 10:00~17:00 ※雨天決行 荒天中止
場所:西宮浜総合公園 入場無料 ※別途駐車場代
主催阪神園芸株式会社(西宮浜総合公園 指定管理者)

協力:西宮市/(株)ベイ・コミュニケーションズ/(株)EPIC DREAM/古野電気(株)/(株)ウエルネス阪神/(株)サップス/(同)ディスコント/(株)ロゴスコーポレーション/西宮浜観光社 (順不同)

後援Kiss FM KOBE

nishinomiyahama-coffee.hp.peraichi.com

甲子園球場でおなじみの阪神園芸さんが主催なんですね。

阪神園芸の告知:(pdf)
https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20230309-engei-miyakkoopenfes.pdf

古野電気の告知:
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?itemid=1284&dispmid=1017

当日は、ステージパフォーマンスや、プロチームによる3x3、キッチンカーの出店、デイキャンプ場での焚火の実演があるみたいです。

一部のイベントは事前予約制です。

新設の人工芝広場はこんな感じ。

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デイキャンプ広場の風景。ウッドデッキが5つありました。

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現地の様子は、改めて書きたいと思います。

 

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【映画】『バビロン』【評価と感想】

あまりかぜです。
またしても3時間超えの映画です。
しかし、途中で退屈することは全く無く、最後まで突っ走りました。
バビロンにいるのは誰なのか。
感想は基本的にネタバレです。


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■オススメ度

 ☆

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり

■感想

監督はデイミアン・チャゼル。『セッション』『ラ・ラ・ランド』を見てわかるとおり自分で書き、音楽が絡んだ作品は抜群に面白い。

バビロンとは「ヨハネの黙示録」において支配者たちが贅沢や欲望などの邪悪を撒き散らす罪深き場所とされ、最後は神の怒りによって破壊されます。

舞台はサイレントの末期。スターやスタジオ(まだセットと呼ばれている)らのバビロンはやがてイノベーションと大衆という神々によって終焉を迎えます。

主な主人公はサイレントの大スター、映画界に憧れる男、女優志望、黒人トランペッターの4人。

100年前の映画の世界で、ときに彼らが出会い別れ、狂気に翻弄されていきます。
むせ返るような喧騒。西部開拓時代のような何でもありの撮影と夜毎のパーティー
華やかな世界の闇でうごめくギャングたち。さすがにこれはTVでは見せられませんね。


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非常に興味深いと思ったのが黒人のトランペッターの存在です。

なぜ彼を登場させたのでしょうか。もちろんトーキーの普及にジャズ演奏が一役買ったという事実はあるでしょうが、彼なしでも映画は成り立ちます。

おそらく、バビロンという異常な世界にもまともな精神を持つ人間がいた事を示したかったのでしょう。その役目にジャズ奏者を持ってくるのはチャゼルならではのセンスです。

ギャングに追われた女に、男が愛してると求婚する様は、サイレントスターが観客に笑われるセリフそのままです。スクリーンに投影されてると途端に陳腐に感じてしまうリアル。映画の恐ろしさもわかるシーンです。

時を経てLAに戻った男は街で映画を見ます。それは自分たちが過ごした時代を描いた『雨に唄えば』。


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そして映画は現代までの100年に作られてきた作品を走馬灯の如く映し出していきます。

実に印象的で、ここだけ何回でも見たくなるモンタージュですが、話そのものとは関係なく、考えるとわけがわからない。

多分このシーンだけは主人公は観客です。われわれ映画好きは未だバビロンの住民なんだと伝えたいのでしょう。

 

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【映画】『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』【評価と感想】

あまりかぜです。
前作公開から12年、大ヒットになったCG巨編の続編を見てきました。
2部作(3部作?)の前編です。
感想は基本的にネタバレです。


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■オススメ度

 ◯ 

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり

 

■感想

上映前に『ミッション・インポッシブル』のメイキング映像がありました。

これがスリル満点です。YouTubeでも見れますが、IMAXで見る断崖には声が出そうになります。トム・クルーズ、バケモンか。


www.youtube.com

さて、上映時間3時間12分で、IMAX3Dだとお値段もほぼ倍。その価値はあるかと言われると微妙です。

3D映像は凄いし大画面なのに家のTVかと思うぐらい近くに感じます。が最新の機材でもやっぱり暗いし、色もくすんでしまいます。

正直なところ2DのIMAXがいい。座りっぱなしだし、偏向メガネのせいもあって頭も体も疲れました。

もはやフルCGといっていい映像は確かに驚異的です。人の動作以外、鯨の水しぶきなんかも全てCGだし。もう何でもできそう。

一番の見所はこのCGによるパンドラの水中生物です。実写の水中映像ではできないクリアで極彩色の世界には圧倒されます。宣伝通り、大画面で映像を体験したい人向けの映画です。

一方でストーリーは無理やり3時間にしたような展開でした。ジェイクの息子は1人で十分。そして2時間程度に収めて欲しかった。

来年12月公開の続編のために兄の死が必要だったのかもしれませんが、この長男もさほど印象的な活躍しないで退場だから、ほんとによくわかりません。

むしろ父親(のアバター)を助けたスパイダー君、どうなるんだろう。

マーベル映画のようなクリフハンガーもなく、あっさり海の民編が終了です。次こそ大佐と決着をつけるんでしょうね。

世界での大ヒットに比べると、日本の興行は見劣りするために大コケと揶揄されていますが、要するにあまり映画を見ないライト層とリピーター層の取り込みに失敗したと言う事でしょう。

じゃあ、その訳はなんだろうかと考えると、
 ① 前作を知らない(昔は公開前によくあったTV放映もなかったし)
 ② キャラに馴染めない(冬なのに青一色の宣伝。トカゲっぽい青い顔を見たいと思わない)
 ③ 3Dが煩わしい(今や3Dテレビもない。しかも3Dだと高い)
 ④ キャッチーな話題性がない(視覚効果だけ。踊りが凄い『RRR』とか、トムの『マーヴェリック』とは違う)

という感じでしょうか。ならばアニメやTVシリーズの映画に流れるもの道理です。

↓見たいですか?

 

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Avatar: The Way of Water [12 inch Analog]

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【読書】2022年今年の本『同志少女よ、敵を撃て』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『フォン・ノイマンの哲学』

あまりかぜです。

今年も、どうやら無事に生きてます。ありがとうございます。

さて、印象に残った本を3冊紹介。いずれも今更かよ、と思われそうですね。

まずは日本の小説。

◆『同志少女よ、敵を撃て』逢阪冬馬

自分の中では、芥川賞直木賞よりも遥かに信頼を置いている本屋大賞を獲った一冊。

ロシアのウクライナ侵攻もあって注目されましたが、そんなのは関係なく、とてつもなく面白い。ソ連の女性スナイパーは実在してましたし、リアリティもたっぷりです。

何より主人公はもちろん、様々な背景を持つ同僚たちの魅力的なキャラクター造形が素晴らしい。彼女たちが最後まで主人公に影響を与えていきます。

日本の小説家(しかもデビュー作)が、外国を舞台にここまで書けるというのは驚きです。

 

次は海外小説。

◆『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー

前作『火星の人』はマット・デイモン主演で映画化(邦題『オデッセイ』)されました。

一介の科学者(なんなら教師)があれよあれよと人類の命運を担う存在になって、出会ったもの。そして最後の選択とは。

すこし未来の話ながら、主人公は全くもって現代人のおっさんそのままです。同じおっさんとしては、格別感情移入もしやすかった。

海外のファンが映像化している主人公の相方を見ながら読み進めると更に楽しめます。

これも映画化されるんじゃないでしょうか。

 

最後はノンフィクション。

◆『フォン・ノイマンの哲学』高橋昌一郎

アインシュタインに並ぶ天才と称されるフォン・ノイマン。ですがむしろレオナルド・ダ・ヴィンチと比較してもいいと思います。それくらい現代のあらゆる分野に影響を及ぼし、人々の生活を変えたのが彼の数々の理論です。

一方で科学至上主義というか強烈なタカ派として、政府に助言する立場にいた事実。50代でガンで亡くなりますが、彼が生きていたらアメリカはソ連に先制攻撃していたかもしれないのです。別の意味で世界を変えていたかもしれません。

悪魔と呼ばれるゆえんです。

 

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【映画】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』【評価と感想】

あまりかぜです。
アメリカでは前作に引き続き大ヒット、日本では『すずめの戸締まり』攻勢もあってか、あまり客足は伸びていない様子の映画です。
感想は基本的にネタバレです。

■オススメ度

 ◯ (字幕版で)

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり

 

■感想

日本語吹替版を見ましたが、主役シュリの吹き替えはももいろクローバーZ百田夏菜子。彼女の声で覚悟のセリフを言われても、萎えてしまいます。アイドルとしてはむしろ上手いと思います。がキャラと声質が全く合ってません。

前作のラストでワカンダを開国して、どうなるかと思ったら案の定、ヴィブラニウムを巡って大国とのいざこざが絶えない様子。

そこへ、もう一つのヴィブラニウムを持つ国、タロカン帝国が現れ、新たなブラックパンサーが誕生するわけです。

marvel.disney.co.jp

全編通じて感じるのはチャドウィック・ボーズマンの喪失感です。最後まで引きずってます。

理解は出来ますが、追悼映画にしたってヒーロー映画としてはどうなんでしょうか。全然前向きじゃない。

ブラックパンサーは予想の範疇とはいえ、線が細すぎる気がします。ブラックパンサーとは試練を経た、精神的にも屈強な人間に与えられる力だと思っていたので尚更です。

SFXや戦闘シーンにも特別新鮮味はありません。海中バトルはライバルであるDCの『アクアマン』を先に見ているし、似てないと言うのは無理です。

ハート型のハーブが復活し、シュリが戦士として成長しないのであれば、早急に次のブラックパンサーが現れて欲しいものです。

MCUとしては幕間の扱いですが、トニー・スタークを継ぐ天才リリの初登場であることは注目でしょう。

 

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明石でポタリング

あまりかぜです。

明石に行ってきました。久しぶりにロードバイクポタリングです。

脚力自慢の人なら自走していける距離ですね。でも車の多い国道2号線を避けたいのでサクッと輪行でJR明石駅に到着。

駅から海を目指して、林崎松江海岸に。

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この地点から「浜の散歩道」という自転車道を西に走るのが今回の趣旨になります。

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グーグルマップでは「播磨サイクリングロード」などと大層な名がついてますが、CRとして整備されてない、ちょっと広めの遊歩道ですね。人多いと走りにくそう。

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遠くに見える加古川の工場群。

海岸には釣人や、日向ぼっこしてるおっちゃんもいたりで楽しそうでした。

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海風が気持ちいい。実にいい。

 

夕日がきれいだという書き込みもありました。たしかにそんな感じの道です。

漁港や海岸を巡る道なので、のんびり走るのが似合ってます。

途中、こんなのもありました。

f:id:kbtymgrgr365:20221014230044j:imageアカシゾウ
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明石原人は昔の教科書に出てきたような。今は縄文人説が有力みたいですね。すで発掘標本は紛失しているため、真相は闇の中。

明石市立文化博物館 - 「明石原人」とアカシゾウを訪ねて - 兵庫の山々 山頂の岩石

さて、東二見周辺で「浜の散歩道」から外れて、「姫路明石自転車道線」を走ります。

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兵庫県道554号姫路明石自転車道線 - Wikipedia

新幹線高架下に作られた自転車道。広めの普通の歩道と化してます。しかもデコボコで走りにくい。車道を走るほうがよほどマシです。

単に加古川へ行くのなら自転車道ではなく、国道250号沿いのほうが良かった。信号はあるし、風景もただの国道で面白くもない道でも、整備されてて快適なのは間違いないです。

目的地の加古川に着きました。

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加古川河川敷は幅も淀川並に広々してます。河川敷のサイクリング道は、良いです。

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時間があったら上流まで行ってみたかった。
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というわけでJR加古川駅から帰宅です。
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明石から加古川まで、約30km。ほぼフラットだしポタリングには程よい距離でした。

 

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なんか走りづらくなってきたと思ったら、サドルが下がってきました。シートクランプが甘々状態に。クイックリリース式は、輪行に便利なんですが、その場で増し締めしにくいですね。

↓有名どころに買い替えるべきかな。

 

【映画】『さかなのこ』【評価と感想】

あまりかぜです。
お魚大好き、さかなクンのエッセイを原作にした映画を見ました。
感想は基本的にネタバレです。

オススメ度

 ◯ 

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり

■感想

内容的には◎でもいいと思いましたが、2時間半は長い。長過ぎる。90分は無理だとしても、2時間に収めて欲しかった。長い時間が苦にならないアクション満載の映画じゃないし、アート系作品でもないんです。

邦画はもう少し商売的な面も考えて映画を作っていかないとだめです。将来お先真っ暗です。そこだけがマイナス。

主人公のミー坊はお魚が好きで、他のことはお構いなしの子。母親だけは理解を示し、マイペースのまま大人になります。

魚関係の仕事をしようとしても、仕事より魚に目が行ってしまう彼に、世の仕事はなかなか務まりません。

そんなミー坊を、周りの大人は普通じゃないと言います。いわゆる痛い子扱いです。でもそれって好きの対象が「魚」だからですよね。

「魚」を「サッカー」とか「歌」とかに変えてみたら?。寝ても覚めても「将棋」の事ばかり考えてる少年が、プロになるのは全然ありでしょ?

要は彼がマイナーでニッチな存在だから、変わっているとか、大人にもなって、とうそぶくわけです。

ミー坊の描くイラストの実力なら、いずれ世に出たかもしれません。では劇中に登場するギョギョおじさんと彼(=現実のさかなクン)との違いは何なのでしょう。

さかなクンがどんなに唯一無二の存在であったとしても、紙一重でギョギョおじさんになっていたかもしれないのです。

映画では、程度の差はあれ成功した大人がミー坊に手を差し伸べました。そうした結果、彼は社会で自分の居場所を見つけることが出来たのです。

結構シリアスな映画です。

一日タバコをふかしている理容師や、両親が別れていたり、母子家庭になった同級生がいたりと、成功した大人ばかりではないこともしっかり描いています。

「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、好きなことを突き詰めていくことと成功することは、イコールではないのが厳しい現実ですね。

小説 映画 さかなのこ

この映画では男性であるミー坊をのんが演じています。

冒頭でどどんと宣言している通り、男のくせに、女のくせにといったセリフもなかったですし、彼女の中性的な魅力のお陰もあって、ミー坊の特異性が際立ち、映画全体が優しい雰囲気になったと思います。

のんの抜擢は大正解でしょう。

ところでウエットスーツを着たミー坊が足ひれを付けたまま道を歩くシーンがありますが、歩きにくく、前進するのはとても危険です。

絶対マネしちゃダメです。

あと、水槽が地震でどうにかならないのか、ハラハラしました。

 

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▽こちら原作

 

 

【映画】『ブレット・トレイン』【評価と感想】

あまりかぜです。
ブラッド・ピットの最新作は、日本を舞台にしたアクション映画でした。入洛したそうです。

https://twitter.com/du_books/status/1567019593587396608

面白いのはてんとう虫のセラピーウンチク。なかなかいいこと言ってます。

「怒りは和平までの時間を長くする」「君との間には壁がある。が窓があるんだ」とか。

繰り返し語られるのが「運」の話。

そういえば、原作・伊坂幸太郎の小説には「運」がキーワードになってるものが多いですね。

ラスボスがすべての黒幕、というのはややインパクトに欠けます。伏線の回収も驚くほどじゃない。

それでも原作の持つ非日常さをエンタメとて昇華しているところは見どころです。

この楽しさ、バカバカしさはさすがハリウッド映画だ、と再認識しました。

 

 

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【映画】『キングダム2 遥かなる大地へ』【評価と感想】

あまりかぜです。
制作費が普通の邦画の3~4倍らしい『キングダム2』を見てきました。
感想は基本的にネタバレです。

 

■オススメ度

◎ 

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり

 

■感想

原作は雑誌連載分を読んてただけなので、記憶が遥か彼方になってますが、端折ってるところが結構あったように思います。

たぶん一番違うのは羌瘣(きょうかい)が女だとバレるところ、そして生い立ちが分かるところでしょう。映画の流れとしては納得できます。

なにせ長い原作なので下手すると緩急なく出来事をなぞるだけになりがちですが、ストーリーは上手にまとまっていたと思います。

魏の呉慶と秦の麃公との決戦を舞台に、半端ない存在感の王騎も絡めて、信や羌瘣のアクションがふんだんです。

ワイヤーアクションに頼っていないところでの清野菜名の切れある殺陣は、本作の見どころでしょう。衣装が一向に汚れないのは邦画あるあるです。https://kingdom-the-movie.jp/

彼女は魏に向かうみたいですが、パート3の予告には登場しているで次作での活躍も期待したいです。

他のキャスティングの中でも尾平は出色。まんま尾平だよ。https://kingdom-the-movie.jp/なんかイケメン。誰だよ)

国王だろうと、天下の大将軍だろうと当然のように横に並んでいる信にはツッコミを入れたくなりますが、童ゆえの放漫でしょうか。

ラストに登場する呂不韋、ちょっと早口なのはイメージと違ってました。自分で名乗るように真正の黒幕だからもう少し上から目線でも良かったと思います。

馬が多数登場する大規模な合戦シーンは中国スタッフが頑張ったんでしょうね。予想してたより迫力ありました。https://kingdom-the-movie.jp/

一方、壁や麃公がアップになるような合戦シーンでは国内で撮影されたのか、フレームが固定で動きがあまりありません。この落差は残念です。コロナ禍での撮影は相当苦労したようですがそれは言い訳でしょう。

 

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[rakuten:ecologymall:10059202:detail]

【映画】『トップガン マーヴェリック』【評価と感想】

あまりかぜです。
前作から36年、『トップガン』の続編がついに劇場公開となりました。
感想は基本的にネタバレです。

■オススメ度

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
○: 映画ファンなら見る価値あり

■感想

もちろんIMAX版で鑑賞です。

IMAXカメラで撮っているわけだし、音だって半端ない。単に戦闘機の爆音がすごいというのではなくで、例えば空母シーンでのドーン!という波の重低音なんかは普通版では絶対に再生できないでしょう。

そもそも『トップガン』は大好きな映画。なので贔屓目ですが、冒頭から流れてくるトップガンのメインテーマ、そこからの甲板シーンで流れるデンジャーゾーンはたまりません。散りばめられいる1作目のオマージュのようなカットの数々。

パイロットは職業じゃない。俺そのものだ」と熱く語るトム・クルーズだからこそ出来た続編ですが、それだけじゃなかった。続投となるヴァル・“アイスマン”・キルマーとの信頼や友情の物語でもあるのです。

ヴァルは実際にガンとなり声がでないそうです。最後に会話するシーンはAIによるものだそうで。泣けます。

 
 
 
 
 
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前作のケリー・マクギリスに変わりヒロインはジェニファー・コネリー。彼女もアラフィフとは思えない美しさでトムの存在感をさらに引き立ててます。

役者たちはトムが考えた訓練やカメラ操作もこなしたそう。今回トムは主役兼プロデューサーですから、トムの要求は絶対なのです。


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彼らのリアルな表情を映したF-18の空撮シーンもさることながら、冒頭でマッハ10を叩き出すダークスター機や第五世代機のSu-57はCGがこれまたよく出来ていて、IMAXで観ても実機かと見間違う。

それもそのはずでエンドロールではデジタルアーチストの名前だけで画面が埋め尽くされてます。空中での動きなんかは相当こだわったんでしょう。

このSu-57と前作の主役F-14ドッグファイトも胸熱でした。「パイロットの差」を見せつける名シーンです。

2年の延期期間が在りましが、劇場で見れてほんとに良かった。

2度目はぜひとも吹替版のIMAXで見てみたいです。セリフの細かいニュアンスが字幕とは違ってるいたいです。

 

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↓前作のサントラでは割愛されていた「火の玉ボーイ」も収録されてます。

 

【映画】『犬王』【評価と感想】

あまりかぜです。
600年前に実在した稀代の能楽師・犬王。彼を大胆に解釈したミュージカルアニメを見てきました。
感想は基本的にネタバレです。

■オススメ度

 ◯ 

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作

◎: できれば大画面で

○: 映画ファンなら見る価値あり

 

■感想

監督は湯浅政明、脚本は野木亜紀子。そして音楽は大友良英。そんなわけで、期待度は高かったんですが、やや期待外れでした。

鑑賞中に思った事をつらつらを書くと、

・歌詞の字幕が欲しい。
・楽曲が単調。
・やっぱりアニメは動きが第一。

といったところです。


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この劇中歌にハマる人は、とことん楽しめる映画だと思います。

犬王演じるアヴちゃんや琵琶法師の森山未來はミュージカルに恥じないパフォーマンスを披露してくれます。

でも劇場では歌詞は出ないので、かなり集中して聞いていないと何を言っているのかわかりません。現代語ではあってもやはりロックだし、語られない平家の物語はとても良いのに音楽しか感じられないのでは面白みが半減です。

で、その音楽もエレキやドラムで演奏されていて、同じ曲調の繰り返しが長い。はっきり言って飽きます。

楽曲の導入部は映像と同じように琵琶と太鼓で演奏すればよかったのに。いつの間にか現代楽器になっていてもそれは構わないと思います。

音楽自体は、ちょっと嗜好とは合わないものでしたが、アニメーションの肝となる動の表現は素晴らしい。アニメらしい構図や手法が全く嫌味なく発揮されてます。

湯浅監督作品はあまり陰影をつけず、のっぺりした絵で表現されているキャラクターが多かったのですが、本作では最小限の立体感を持っていて、ほとんど気になりません。

そんな犬王の演舞シーンは、劇場で見る価値は大いにあると思います。これはさすがに否定出来ない。「鯨」の演出は見ているだけでも楽しいものでした。


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ストーリーは手塚治虫の「どろろ」を思い出してしまいました。自らの野望を子を犠牲にしてでも成そうとする執念は、怨念そのものです。

 

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【映画】『THE BATMAN-ザ・バットマン-』【評価と感想】

あまりかぜです。
リブート版バットマンを見てきました。全米ではすでに3.319億ドルと本年最高の収入を叩き出してます。
感想は基本的にネタバレです。
 

■オススメ度

です。

☆: 是非とも劇場へ。傑作

◎: できれば大画面で

○: 映画ファンなら見る価値あり

 

■感想

IMAXを初体験しました。行こう行こうと思っていながらズルズル機会を失っていたのですが、ようやくです。

最近洋画の大作はIMAXで撮影されるので、シネスコサイズで上下が切られることもなく、製作者の意図した通りの画面で鑑賞することが可能です。

これを体験すると従来のものは物足りなく感じます。見るなら、真ん中から後ろで中央寄りの座席がよろしい。パワフルでクリアーな映像と音響を存分に味わえるからです。それが+600円なら元は取れると思います。

特にバットモービルの登場シーンは鳥肌モノの重低音でした。

IMAXレーザーはさらにアップグレードされてるらしいので、いつか見てみたいですね。

今回のリブート版はクリストファー・ノーラン監督版「ダークナイト」やホアキン・フェニックスの「ジョーカー」ほどのオリジナリティはないかもしれないけれど、十分面白いです。世界観は「ジョーカー」に近いかな。

退廃した街(CGでしょうか。見ごたえある街です)の暗闇から現れ、犯罪者に恐怖を与える男、バットマン。目的は両親を奪った犯罪への復讐です。

そのバットマンが犯罪者リドラーを通して過去を知り、物語のクライマックスでは光を掲げ暗闇の中、人々を導いていく様に変容していく。

テロとの戦い以降、アメリカが信じる正義とは何かをテーマにした映画はたくさんありますが、一人では目的を達せられないと変わっていくバットマンの姿は暗示的です。

ゴッサムシティを洪水で恐怖に落とすリドラー。洪水だけでも多数の人命が失われてしまうのを知っているだけに、日本人からすると、かなりトラウマなシーンです。

そのリドラーに隣の独房から語りかける男はジョーカーだそう。次回作に出るのならば、これまでの作品とどう違いを出すんでしょうね。

ブルース・ウェインバットマンを演じるのはロバート・パティンソン。バットスーツを着ると190cm近くになるみたい。色白の風貌は夜行性のバットマンとぴったりで、意外と悪くないです。

ペンギンはコリン・ファレルですが、特殊メイクのせいで言われても全くわからないです。

セリーナ/キャットウーマンはゾーイ・クラビッツ。スタイル抜群でアクションもこなせる。これから引っ張りだこになるかもしれません。彼女は街から去って行きますが、バットマンたった一人で街を変えていくこと無い気がするので、いずれ戻ってきそうです。

ダークな雰囲気は嫌いじゃないですが、ストーリーはごちゃついていて少しお粗末でした。そのくせ長いし。スパイ探しが重要なポイントと言っておきながら、結局一番怪しいファルコーネがスパイでラスボスだったでは、何のひねりもないです。

IMAXで見てなかったら、評価はもっと低かったかもしれません。

ついでに言うと予告編(特にUS版)はネタバレ満載すぎて見てはいけない地雷モノでした。


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